近所のGEOにないから遠くのTSUTAYAまで借りに行ったよシリーズその13
娘はバレエを始めて1年。
僕はただ送り迎えをして1年。
僕は特別バレエに関心がある訳でもなく。
バレエの待ち時間はTSUTAYAで物色。
このドキュメンタリーは評判が良くて、セルゲイ・ポルーニンというダンサーの事を知らないのに何故かずっと気になっておりました。ありましたありました、TSUTAYAのドキュメンタリーコーナーに。
セルゲイ・ポルーニン 。
バレエ界のバッド・ボーイ。
その身体にはいくつかのタトゥー。
左肩のジョーカーがまたいいじゃん!
2009年、史上最年少の19歳で世界の最高峰、英ロイヤル
・バレエ団のトップ(プリンシパル)に上り詰めた天才。しかし、聴こえてくるのはドラッグ、夜遊びなどの素行の悪さ。
若き天才ダンサーが抱える闇とは。
均整のとれた肉体。
気品があるのに大胆で荒々しい踊り。
バレエを知らなくても、彼の踊りに目を奪われる。
凄い!!美しい!!
南ウクライナのヘルソンという小さな町で生まれ育った少年。彼のバレエの才能を伸ばす為には外国で学ぶ必要があり、祖母と父は外国に出稼ぎに出て、その資金を捻出したと言う。
そうか、全ては「家族」の為だったのか。
自分のバレエの所為でバラバラになってしまった家族を、もう一度バレエで一つにしたかった。
ただ、それだけなのに。
目的を失ったダンサーは闇に堕ちた。
彼の苦悩が
彼の葛藤が
その美しい肢体から放たれている様で。
ラスト「Take Me To Church」は神をも恐れぬ痛烈な歌詞と相まって、鬼気迫るその舞に思わず涙が溢れる。Hozierのこの楽曲は好んでよく聴いていたのもあって感動も倍増。
バレエを知らない人間が涙を流すぐらいなんだから、彼は本物。
家族達とハグし合って溢れる笑顔。
今ようやくまた一つになろうとする家族の姿は爽やかな感動を与えてくれる。
後から知ったけど現在俳優業にもチャレンジしているセルゲイ・ポルーニン 。何と「オリエンタル急行殺人事件」にも「レッド・スパロー」にも出演していた!?
そうか、「レッド・スパロー」でジェニファー・ローレンスと踊っていたのは彼だったのか!!
今後も彼の出演作があればチェックしていきたい。