世界で一番格好良いシルバニアファミリーを見た
建築家である夫と酒屋のひとり娘の妻
90歳+87歳で177歳
冒頭20分において彼ら夫婦の性格、生まれ、今の状況、家の空間を 樹木さんのナレーションやインサートに音楽を加えて表現していく 特に音楽に乗せてインサートを次から次へ加え、テロップも混ぜつつ分かりやすく端的に説明していく テレビの非常に上手いところっていうと語弊があるかもしれないけど そんな構成
周りの人からの2人はほとんど省き、2人の会話から2人の過去を描き出し 2人の細かいアクションを撮ることによって、そこに彼らの人生が詰まっているな、と感じるカメラワーク
そして物語を繋いでいくいくつものプロットポイント 夫の戦中での話や、団地プロジェクトの話 台北訪問や孫の存在 90歳になって得た建築のお仕事 物語を構成していく上で一つ一つのシーンが分かりやすく、且つそこでのドラマがしっかりとしているし撮れているし 結果素晴らしい映画だった
物語の後半は意図的とも取れるショットの連続 「不在」の描き方 ショット 構図がとても勉強になった 又、作中内でのショットの組み合わせ方 これが後半特に凄かった
もっと書きたいけどネタバレチックになりそうだからやめときます
∴雑談
世界一のシルバニアファミリーを見た
物語後半は何か一周回ってずるかった。ずるい これ以上見せてくれるなって映画で初めて思った そんな後半
奥さんの飯テロがまた罪
限られた家という空間内でのカメラワークがかなりうまかった どこまでを入れて人は誰を入れるのか
最近では珍しい制作側が全く見えない感じの作りだった
お金ではなく「ひと」
世界一格好良いシルバニアファミリー建築を見た