ひでG

人生フルーツのひでGのレビュー・感想・評価

人生フルーツ(2016年製作の映画)
4.5
600本目。
100本ちょうどの作品は格段の思い入れがある作品にしてきた。
そして、今回初の年度内封切り映画。

「人生フルーツ」
このタイトルを聞いただけで涙が出る。
こんな経験は「この世界の片隅に」以来のこと。

フィルマークスのフォロワーさんを含め、多くの方の、
「観た方がいい!」
「絶対に観るべき!」って、
声を頂き、遅ればせながら、
満員の東中野ポレポレの最終日にに初見参。

教えて頂き、本当にありがとうございました。
おかげで一生忘れ得ぬ出会いをさせて頂きました。


よく「映画から生き方を、人生を学んだ」なんてフレーズを使うことがあるけど、

【これはホンモノ!これは真実!】

ドキュメンタリーという表現方法の
最高のかたち。

最初は全く知らないおじいさんとおばあさんだったのに、観終わった時【そして、今も】お二人のことを【勝手にですが^^;】
自分の身内、本当のご親戚に思えて、心が震えました。

私たちは、映画の中の人物に魂を感じ、例え大昔の人でも、遥か離れた国の人でも、時には空想上の人物にさえ、自分の心の中に命を与えることかできます。

しかし、この映画は、そういう意味でまさに、お二人の命が、お二人の生活が、お二人の生き方が、そのまま直に私たちに与えてくれるのです。

「何を与えてくれるか?」って?

一言では言えないよ。

【とびきり素敵なものだよ!】


それを、あえて言葉にすると、

【日々の出来事を大切に】とか
【自然と共存】
【誇りを持った生き方】
なんて陳腐で、軽い言葉になってしまう。

劇中で、先生の元同僚が、
「スローライフ」って例えていたけど、
それも違う気がする。

【一線を離れた、のんびりした自給生活】

まあ、確かにそうなんだけど、、、

もっと大切なものが、もっと忘れてしまったことが、あるんだど思う。

だから、日々の生活を追うだけのドキュメンタリーに、こんなに多くの人が揺さぶられるんだ。

あえて、僕なりの言葉にすると、

【豊かさ】だと思うんだ。

食べることの豊かさ、
二人で共に生きることの豊かさ、
社会や人につながる豊かさ
自然の中で生かされる豊かさ、

ダメだ。こう書いてきて、また涙が出てくる、、、


職場の映画好きな素敵な先輩に、
「人生フルーツ」を一人で観てきました!」て報告したら、
「ダメよ、奥さんと観なくちゃ!」て、軽く叱られました^^;

先輩!分かりました!DVDが出たら必ず奥さんと観ます!

P.S.
東中野ポレポレって、いい劇場ですね。
急な階段降りていって、小さな入口があって、、でも、映画を愛する気持ちがぎっしり詰まってて。