お二人の小さな写真を見て、
これは見なくては!見たい!って思った映画。
午後過ぎのポレポレ東中野。
映画の中でだけれど、
出会えてよかったお二人。
生きること老いることについて、
心の中で折り合いがついた気がする。
私にはオーバー90の祖父母が3人いて
それぞれがそれぞれの老いを迎えて
その変化を見続けてきていたから、
だから余計なのかな、と思う。
つばた夫妻の生き方は
信念を貫き通している。
スローライフとか
そんな耳障りのよい言葉で括ることは許されない、
信念を貫き通した生活。
信念があるべき姿として結実した様子を
私たちは垣間見せていただいたにすぎない。
つばた夫妻の日々の営みと、
これまでの人生。
そして、数々の果実のうちのひとつ。
修一さんの最後のお仕事。
それはもう衝撃的でキラキラしていて。
一方で、今が未来に繋がる、というような、
当たり前ながらも切実な現実を
突きつけられた気もする。
覚悟を決めることにもつながりつつも、
決して悲観的なものでは絶対的になくて。
それぞれがそれぞれの形で
豊かな果実を生みだすために、
大切な時間を経て、
その集大成として、
結果として、
平等に老いが来るとして。
それは、当たり前のことなのだ。