数々の大仕事を手掛けてきた建築家、津端修一さんと妻の英子さんのスローライフと人生観を描いたドキュメンタリー。
自然への敬意と愛に溢れていて、ただただ素敵だった。
2人の暮らしぶりが本当に楽しそうで、充実していて、幸せな気持ちになった。
庭のいたるところに設置された手作りの看板がなんとも味わい深い。
公団のエースという地位を捨て、雑木林を一から切り拓いて作り上げてきた理想郷。2人で支えあいながら築いてきたんだろうなーというのが伝わってきて胸がいっぱいになった。
お孫さんのために作ってあげた、お手製のシルバニアファミリーのクオリティが凄まじい。あんなおじいちゃんいたら自慢だろうなー。
一つ一つできることからコツコツと。
心に残るセリフがたくさんあった。
樹木希林のナレーションも素晴らしい。
2人の生活は現実離れしているかもしれないけど、現代人が忘れかけた大切なものが、2人の姿に詰まっているような気がした。
ずっと手元に置いておきたくなるような宝物のような作品になった。