このレビューはネタバレを含みます
渋い。切ない。めちゃくちゃ好きな作品。
お互いうまくいってない生活の中で、人生1番の人と再会する。
「なぜか顔が濡れたんだ」
そういった状況の中で
「君の人生が素晴らしいのも少し辛いよ」
本心をさらけ出せる関係性も素敵。
「僕は友達と言いながら未来の妻と呼ぶ」
このセリフから分かるように1通の手紙を出せていれば。
「バカみたいに楽しい夜」のラストに過去が明らかになる。
2人とも大きな後悔を抱えながら生きてきて、だからこその再会した時のあの雰囲気
仕事を失いこれから1人で生きていくジムと、子供が独り立ちし、夫の介護に追われる生活が待っているアマンダ。
明るいとは言い難い未来に向けて、この1日が、この手紙が、この涙が心の支えになる宝物になる。
どれほどの速さで生きれば、もう一度君に出会えるか。
Paperweight.