TomoHojo

太陽の塔のTomoHojoのレビュー・感想・評価

太陽の塔(2018年製作の映画)
3.0
超一流メジャー映像クリエイター関根光才氏、初長編ドキュメンタリー作品をいち早くカリコレシークレット作品枠で鑑賞。

個人的には関根氏の映像作品のファンで、かなり意気込んで臨んだのですが、あまり注目度も高くなかったのか8割の入り。。。

太陽の塔と岡本太郎の内面を掘り下げたかったのだろうが、何せ総勢30人程のインタビューだけで展開していくので、話しの内容を全て理解し追って行くのにかなり苦労します。。。

そして、何だか知らないうちにストーリーが脱線してしまうのか?自分の知識不足なのか?本質がイマイチ把握出来ないままチャプター事に微妙にトピックが分かれていて、何だかいつのまにか歴史や哲学の講義を受けてるかのような錯覚に陥ります。

ナレーション無しのドキュメンタリーとしての挑戦は理解できるのですが、観察記録作品なら兎も角、少しフォーカスがズレてる様な気がしないでもなく。。。

フィクションで合間に挿入される映像やグラフィックは流石だとは思うのですが、果たして必要だったのか否かも判断が難しく。。

もう少しストレートに太陽の塔と岡本太郎を表現して貰えたら良かったかなと個人的には思います。

でも、扱ってる題材は興味深いし、伝えたいテーマはしっかりと受け止めました!
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