たく

名前のたくのレビュー・感想・評価

名前(2018年製作の映画)
3.5
なぜか複数の偽名を使ってる中年男のもとに謎の少女が訪れて、二人の交流を通してそれぞれ前に進む話。自分探しの描き方がちょっと青くさいんだけど、ラストの意外な展開がほろ苦い余韻を残して終わるのが良かった。

駒井蓮の透き通るような美少女っぷりが眩しく、津田寛治のくたびれたスーツ姿もぴったりだったね。
演劇部の稽古で先輩がキツくあたるシーンがムカついて、ああこれは笑子が最後に演技で見返すんだとワクワクしてたら、結局舞台の本番シーンは無いんかい!ってなった。
あと松本穂香のキレ演技はやっぱり上手いね。

正男が偽名を使う理由が弱くて、就職するときに住民票とか免許証で本人確認しないのかな?って思った。
モーツァルト「トルコ行進曲」が冒頭から最後まで意味深に使われるんだけど、特に意味が無かったのが思わせぶり過ぎる(笑)
たく

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