このレビューはネタバレを含みます
過去鑑賞にて
人身売買、幼児売買春、臓器売買と全て幼き子供が犠牲になる、そんなテーマに鋭く切り込んだ今作。
ここではとかくタイの闇の部分がクローズアップされがちであるが、本作に出てくる我が子の臓器移植を願う日本人夫婦がいて、それこそ悲しい需要と供給が生まれている。
(この辺りはフィクションらしいので実際にはそういった人がいた訳じゃないみたいです)
自分より大きな大人達に抗う事が出来ない小さな子供が闇の中で生きる活力を奪われ、まるで物のように扱われていく、そんな現実がまだまだあるんだろうか…と思うととても居た堪れなくなる、そんな心抉られる作品でした。