夜に横たわる身体。中学生の女の子。美味そうな晩飯。友達の彼氏に似た男。死のある夏。死を薄っすらと感じる日々…。
思っていたよりも良かった。今泉監督は、可愛い女の子を撮る人、くらいのイメージしかなかったので。いまに生きる人として映画監督という職業に就き、きちんと映画を撮られているんだなあ、と嬉しかった。(お前だれだよって感じだけれど素直にそう思った。)
美味しい映画って感じがしたなあ。それはつまり、五感を働かせながらじっくり見ることができるというような。優しい視線が多分に含まれていると思う。その視線を、一鑑賞者としてずっと見つめていたいと思える。
なんか映画の感想というよりも、今泉監督の作品を初めて見る目としての感想を述べてしまっているな。