2015年のTIFFで2度鑑賞。
レビューを書くのに1年近くもかかったのは(かかり過ぎですね)、あまりにショックが大きかったのと、鑑賞後もずっと悶々と考え続けてしまい、私の中では今も何かが完結していないためだと思います。
個人的には、映画には、
その作品の中にゴールが据えられていて鑑賞終了と同時にスッキリ完結させられるタイプと、
その作品を契機として、場合によっては一生かけても答えの見つからない自問自答が始まるタイプ(それこそが監督の意図するところでもあると私は思っているのですが)
とがあるように思うのですが、本作は、後者だと思います。
これは、実話です。
このロボトミー手術が、信じられないことに近年まで実際に、日本を含め世界のいたる所で行われていたという事実。
(ロボトミーで検索すると、いくらでも出てきます。)
本作は、希望の持てるエンディングとなっています。
それでも、あ〜良かった良かったとは終われないものがありました。
すみません、やっぱり私にはまだ咀嚼できていないので、全然うまく表現できません。
いつかもう一度向き合いたいなと思います。
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全く異なるテイストですが、同じくロボトミー手術を扱った作品に、「カッコーの巣の上で」や「シャッターアイランド」もありますよね。どちらも良作だと思います。