てるたん

ニーゼと光のアトリエのてるたんのレビュー・感想・評価

ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)
3.0
ニーゼ先生の精神病患者に粘り強く向き合う姿、人間らしく付き合う行動や態度、これこそ医者の姿だと思った。
映画序盤は暴力的なシーンも多く、患者さん達の表情も荒んでいて、病院内も暗い感じでしたが、後半は笑顔の表情も多く、明るい病院内になっていました。対極的な感じがニーゼ先生の努力の成果なんだと思いました。
暴力で支配されていた患者さん達が人間らしさを取り戻していく。
無意識の意識が解き放たれた時に病気も治っていくのだと感じました。
劇中に出てくる「種は植えるもの。人間はゴミと決めつける。」という言葉は早急な成果を求め過ぎる現代社会にも言えますね。
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