chiakihayashi

ニーゼと光のアトリエのchiakihayashiのネタバレレビュー・内容・結末

ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

1940年代のブラジル、心の自然治癒力を信じ、精神病院で芸術療法に奮闘した女性医師ニーゼの物語。太陽の光や木々の梢を渡る風を感じ、ボール遊びに水遊び、犬を飼い、絵筆や粘土で無意識を表出させる・・・・・・。ラストに、素敵に可愛らしいおばあちゃんになったニーゼ本人が登場して語るサプライズ。曰く「1万人いれば、1万通りの道があるのよ」。十人十色でも100人でもなく、1万人! その豪気な数字はまさしく彼女の繊細で粘り強い試みがもたらした実感なのだ。
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