ビリディアナの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 3ページ目

『ビリディアナ』に投稿された感想・評価

アー君

アー君の感想・評価

3.0

ルイス・ブニュエルが得意とする“反”宗教的な世界観を表現したかったのだろう。

乞食たちの裏切り、ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」のオマージュとかは見どころのシーンだと思うし、ラストの雰囲気は悪くはなく最…

>>続きを読む

前半の違和感しかないパンは、サスペンスの効果を高めている。また、夢遊病や罪と死などの要素を置き、後半でそれらを具現化している。そして、足や灰なども作為的に映されている。
一方後半はカメラの動きが統一…

>>続きを読む

新年1発目!面白い作品でよかった。
ルイス・ブニュエルのアイロニカルな物語のタッチと、捻くれていてある意味正直な人間に対しての目線が光る挑発的な作品。

なんだかんだで序盤の『めまい』的な展開が好き…

>>続きを読む

ひー傑作。神々しいサスペンス。演出は美しいし話は俗世に刺さるし…あのアンダーグラウンドばりの狂騒繰り広げる宴にうっかり見惚れた流れからの、修羅場にガックリ、からの、なにがあっても神様に仕えてた聖女が…

>>続きを読む

”正しい事がしたい”と”俗世間と馴染んでいきたい”という事を、ここまで意地悪く圧倒的映画力で見せられると、居心地悪いのに動きたくない感じ。どの場面もカッコいいのがまた居心地が悪い。そしてあのラスト。…

>>続きを読む
Yuki10

Yuki10の感想・評価

4.0

亡くなった妻の面影をビリディアナに重ねて愛を求める叔父に嫌悪感だけでなくどこか切なさを覚えた。
首を縊る前に笑みを浮かべるシーンが印象に残る。
叔父亡き後浮浪者を招き入れて善行に励もうとするが思い通…

>>続きを読む
adeam

adeamの感想・評価

3.0

カンヌでパルムドールを受賞し、当時フランコ政権から上映禁止処分を受けながらも後にスペインの映画雑誌で史上最高のスペイン映画に選ばれたブニュエル中期の代表作。
修道院でシスターとして育った主人公が叔父…

>>続きを読む
信仰ないし救済、あるいは福祉、社会保障への怨恨じみた皮肉。基本的な聖書とかの知識がないので浅い理解しかできなかった。同梱の解説書読んでへーってなった。
eMa

eMaの感想・評価

3.3
映像は圧巻であったが、ストーリー自体は他の名の知れたブニュエル作品の方が良かったな。
この瀆神的な教訓劇から何を学べるか。

不条理や自己犠牲。しあわせを分け与えるよりも、苦しみを分かち合うくらいが丁度いい。

あなたにおすすめの記事