なんつー強烈な映画!
HDリマスターが素晴らしき仕事をしてくれて70年近く前の映画とは思えぬ綺麗さ。
お祈りと修繕のクロスカッティングだとか、お手の物な暗喩表現へのパンニングだとか、ドギツイ内容に反してライトにユーモアを交えてくるあたり、さすがのブニュエルでこれこそが醍醐味と言わんばかりに素晴らしい!
「最後の晩餐」をメインディッシュにガラガラ音を立てて崩れてゆく信仰心や慈善というものへの皮肉は、口があんぐりしつつも痛快で強烈で刺激的。なんなのもう
前半と後半で同じ作品とは思えぬほどガラッと変化しつつ軸は全くブレていない秀逸さや、ラストでは全く予想だにできないFINを迎える手腕など、さすがブニュエル!と唸らされる。なんなのもう
これだからたまらんのよ、サイコーです。傑作!!