ビリディアナの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「ビリディアナ」に投稿された感想・評価

Tyga

Tygaの感想・評価

3.7
ブニュエルは脚フェチ。

何をしても裏目に出るビリディアナ。
浮浪者たちも「施し」などは求めていなかったことが、あの乱痴気騒ぎで明らかになる。
可哀想という感情は必要ない。

ブニュエル作品の中では割とわかりやすいラストだと思うけれど、だからこそカメラの動きの正解感が半端ない。
なんだこれ....おもしろ....

ルイス・ブニュエル.....つよ....

恵比寿....
たく

たくの感想・評価

3.7
ストイックな修道女がフェチ老人の人生を狂わせ、気を取り直した施しの行いが結果的に偽善となり、最後は髪を下ろして世俗に堕ちる感じが怖いね。

フェチ老人は「小間使いの日記」でも残酷な描かれ方してたな。
これは楽しい。ただビリディアナがロクな目に遭わないだけの映画。最後には猥褻なブルースがハレルヤに勝つ。足がいいね!
邹启文

邹启文の感想・評価

4.6
ルイス・ブニュエルって、めちゃくちゃ皮肉とかユーモアとか大好きなんだろうな
ただそのアイデアを一つの映画としてまとめ上げるのもすごいうまいよな
dude

dudeの感想・評価

4.1
猛烈に面白い。意味はともかく、分かりやすい滑稽さと映像の快感が続いて退屈する暇もなくあっという間に終わる。無為に生きればいいじゃない、というのは大した信条のない人間の言い草かもしれないが、キリスト教に向けた意地悪にそこまで付き合ってもね...。
志摩

志摩の感想・評価

4.3
慈善行為も信仰も結局自己満足にすぎない?
どこまでもなにもかも噛み合わないで失うばかりのビリディアナ
最後の晩餐を模倣して大笑い、メサイアで踊り狂う
教会で物乞いをしていても、ビリディアナに言われるままお祈りを捧げていても、信仰心はない。
彼らはただ『生きて』いるだけ。

ヴェールも外して寝室へ行ったのにカードゲームに参加させられたビリディアナの表情、シュールとはこのこと
ルイス・ブニュエル監督特集にて。

キリストを神として崇拝し、教えを全うしていたビリディアナはキリスト教信者にとっては模倣的な存在として描かれてはいたが、それを切り裂くように神とは程遠い俗世で生きている人間からの裏切りや親族の死などの不幸極まりないことの連続。

それを共有できる者同士ではわかりあえるものも、それを全く知らない感情や欲望のままに生きる人間には全く通用しない。
人間の世界なんてそんなものである。

やはり無神論者のブニュエルは万人の行動の模倣となり得るような神的存在を否定し、その人それぞれの人間臭い行動が溢れていることこそがこの世界であることを証明しようとする。

祈っても教えを全うしていても全く救われないのであればそれはもう自分の意思で、見定めながら生きていく他ならないようである。

最後のカードシーンは2人になるべきなのに、救われない三角関係のような形で終わるのが作品としての統一性をより増していて最初から最後まで一貫してるなーという印象。淡々と強烈。
げん

げんの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

悪魔が高笑いしてる様な内容なのに、ショットがいちいちカッコいい。

音楽が流れ、徐々に部屋からカメラが引いていく所で、のぞき見ていた人の業を堪能していたと感じた。

傑作!
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

4.0
‪「ビリディアナ」‬
‪パルムに輝いたブニュエルの傑作の一つで何が凄いって一部二部構成の作品で一部は父が軸になり衝撃な終わりを迎え二部からは息子が軸になる…その二部の構成を繋げるのが尼僧ビリディアナになる。強姦、近親相姦、虐待を映す本作最大の問題は信仰破壊を提示した点だ。兎に角キツイ映画である。‬