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残像のky0r0のレビュー・感想・評価

残像(2016年製作の映画)
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抽象絵画はあまり…ですが…

ゴッホ=リアル、つまり体制だ!と皮肉り、大臣にだって臆さず主張する。スタイル(絵)が変わっても君だ、と言われるとおり筋の通った人でとても慕われている。(ゲゲゲ。文鎮とかって使わないんだな、よく分かった。)

娘との関係はチグハグで、お互い気遣いが責任感のような何か…
吐血を赤い旗で拭うのに対し、娘はパレードで赤い旗を掲げる。序盤の父親の作品鑑賞シーンを思い出すとなんだか切ない。
両親は同じベッドで死んだのか…?どうか葬儀には青い瞳に青い花をと願いながら終わってしまった。

灰とダイヤモンドの件。先に記事を読んでしまって気が付けず悔しいですが、共通項がとても感動的。
エキゾチックカフェ良かったし、政府の犬どもにプレゼンしだすところ。切符って何だよふざけんなよ!とひたすら悪夢にうなされ目覚めるまでとても苦しかった。2回目はまあまあ素晴らしいキャスティングに目を輝かせることができたが、辛いことに変わりはない。重厚でした。
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