きんぽうげ

残像のきんぽうげのネタバレレビュー・内容・結末

残像(2016年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

なぜかこの監督の作品が公開されるとすかさず観に出掛けた記憶がある。併せて岩波ホールの思い出が重なる。
社会派と称される一連の作品が遠い国へのあこがれに近いものとして目に映っていたのかもしれない。今、ポーランドはどんな雰囲気の国となっているのだろうか。そして遺作とされるこの作品にどんな思いを寄せて製作をしたのだろうか。結果としては悲しい結末を迎える事になっている。弾圧に屈した形で終えてしまっている。これは妙な印象を与えてしまう。だが、そういう過程を経て今現在があるのだという主張は受け入れられるであろう。
主役の画家の演技が非常に良かった。こういう役者がいるのを観ることが出来るだけでも価値はあるのだろうと思える。
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