幕埜リア

残像の幕埜リアのレビュー・感想・評価

残像(2016年製作の映画)
3.9
アンジェイ・ワイダ監督の遺作が初鑑賞作品となってしまいました。

内容も知らず見始めたところ、昨日見た全体主義社会の不毛を描いた「1984」が想起されるかのような、スターリン全体主義が東欧社会に蔓延する時代のポーランドが誇張なく描かれていました。
事実は小説より…

語るには、ポーランドについても監督についても知識が足りず、迂闊に語れやしません。
歴史にも膨大な過去作にも徐々に触れられればと。

歴史やドラマを丁寧に切り取る技術と情熱に感嘆。


〜〜


香港駐在時代にポーランドのブランドと商売をする機会があった。

「ポーランドの銀行の信用状なんかアテにならんわい、前金取ってからの商売やったら、やってもエエわ、交渉せい」

なんて、新しい商売はやらせて自分の手柄にもしたいくせに、リスクはゼロにしたい、社畜全体主義の上司がいて、あえなく断念。

この程度の全体主義には抵抗して、ワルシャワまで行くべきでした。