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タリーと私の秘密の時間のKのレビュー・感想・評価

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)
4.3
そうなるのか。それは予想してなかったし望んでも無かった、っていう結末を迎えてしまったけど受け入れられなくはない。序盤にあからさまな感じでほぼ間違いなくただの友人以上の相手だなって人が出て来るのが上手い。おかげでタリーの存在により複合的な意味が付加されていて、そこがとても好きだった。ジョークがいちいちキレ味鋭いのも良い。いかにもなアメリカンジョークとは違った味がある。若い頃奔放だったことを「回転木馬に乗りまくってた」と喩えて、夫はどの馬だったのかという問いに「ベンチだった」と答えるやつが一番シビれた。ちょっとクサいけどかっこいい。何度も提示されるマーメイドのイメージの決着の付け方も洒落てた。I love us. って言いたいね、死ぬまでに。たぶん無理だと思うけど。
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