このレビューはネタバレを含みます
タリーと私の秘密の時間
主婦のマーロ（シャーリーズ・セロン）には小学生の子供が２人いて、３人目の女のが生まれたばかり。重なる子育てのストレスから、兄から紹介されたベビーシッターのタリー(マッケンジー・デイビス)を迎い入れます。
シャーリーズ・セロンの疲れ果てた母親の表情や仕草、これ演技？？というくらい素晴らしく、役作りへの努力もとても見事なものでした。
"がんばりすぎる昼間の私が、夜に見つけたホントの私" というキャッチフレーズ、子育てに翻弄されていなければ、床の清掃も行うし、子供のためにカップケーキも焼く、それが本来の私なのだと。
つまり、マーロが作り出したタリーは "若かりし頃の自分"、タリーとの"秘密の時間"を過ごすことで、夢と希望にあふれていた若い頃の自分を思い出し、毎日の子育てに追われる日々に翻弄され前向きだった自分を忘れていたことに気づきます。
全体的に気軽に楽しめる作品であり、手法はどうあれ"育児を夫婦で考える"という今までハリウッド映画ではあまり取り上げられてこなかったテーマ、とても新鮮に映ります。
最後にシャーリーズ・セロンの顔にカラフルなシールがいっぱい貼られているポスター、とっても惹かれますね〜💞💞
