すごく良かった!これはどんでん返しとか意外なラストとか、そういうミステリ的な楽しみ方よりは、答えが分かった時に優しい気持ちで「やっぱり」と思えるように作られたお話だとおもう。
マーロが育児に追いつめられる描写は基本的にはコミカルにテンポよく描かれてるし、そこで笑いが起きるのは勿論いいんだけど、笑ってる男性客はマーロのことが作中の夫と同じように見えてるんじゃないかな~と思うと複雑だった。つかアメリカでも結局はこういう夫婦が多いのだろうか。少年は残酷な弓を射るの夫婦像と紙一重に見える。でもこの映画の夫婦は違う方向へ進み始めるわけで、希望がある。ほんとに観てよかった。