kumada

タリーと私の秘密の時間のkumadaのレビュー・感想・評価

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)
3.5
なんでこの映画を見たのかと言うと、先日見たターミネータの新作に出ていたマッケンジー・デイビスを見たかったから。閑話休題。えっ、これがアトミック・ブロンドのシャーリーズ・セロンなの?と驚く映画でした。あの体型は本当に増量したのか特殊効果なのか。シャーリーズ・セロン演じる専業主婦のマローンは二人の子持ち。下の子は情緒不安定で手が掛かる。そして三人目の子供が生まれます。映画の序盤は子育ての大変さがひしひしと伝わる内容です。授乳して、搾乳して、おしめを替えて、夜泣きの子をあやして、炊事して、洗濯して、子供を学校に送って。これが繰り返されるさまが描かれます。で、とうとう限界がきて、夜だけのベビシッターを雇うことにします。彼女の名前はターリ。映画の中盤以降はターリとマローンの物語になります。この二人の関係がかなり奇妙です。その種明かしが終盤にあります。なるほどね。そういうことか。この映画のメッセージは「若い頃のあなたが望んものは、単調に繰り返される日常だよ。それを手に入れたんだよ。」という現状追認ということでしょうかね。
kumada

kumada