Yuri

運命のボタンのYuriのネタバレレビュー・内容・結末

運命のボタン(2009年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ全開でいきます。こういうサスペンス・スリラーな始まりでSF落ちは私が一番嫌いなオチです。宇宙人出しちゃったらもう何でもありじゃん、辻褄とかいらないじゃんって、もう楽しむところは哲学的解釈しかなくなるからです。ノーマたち人間を試し続けている宇宙人も選択を誘導しているところからフェアじゃないし、その結果、どういうことが起こるか言わないで選択させるのも、全部横暴過ぎじゃないですか(怒)どんな状況下でもボタンを押す人類なんて滅んでしまえ的な。NSAで起こっていることを知らないNSA職員と知っている職員がいるのもややこしいし、どうなってるんだNSA!!ってなります。ボタンを核爆弾のスイッチに例えるとああ~ってなりますが、そういう聖書とかサルトルとか倫理観に訴える話ならもっと緊迫感とか恐怖とか後悔とか強めに欲しかったです。2時間ないのに、まだ終わらないな全然ハラハラしないなって思いながらラストまでダラダラいっちゃいました。観る人のスペックによって、ああ~程度に楽しめるか、駄作になっちゃうか、適当に投げ過ぎな作品。
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