青二歳

修羅之介斬魔剣 死鎌紋の男の青二歳のレビュー・感想・評価

4.3
鳴海丈アダルト時代劇小説をアニメ化。笑う。映画ファンなじみの"着流しの剣士"がアニメに!えらいお耽美な殺陣を披露。しかもニヒル。
…もう雷さまの影がチラッチラッとね。そして本編がエログロときたら、これはもう眠狂四郎シリーズのむせ返るような芳香がよぎりますねぇ。致し方ない。
だって、着流し・剣士・ニヒル、これだけでも十分なのに、そのほかにも、無縁仏供養寺の庵に寄宿、怪しげな女摺り(彫り物あり)、早々に女と塗れ場、なんか刀で女の着物をはぐ…ともう既視感バシバシ。さらに敵陣営の方では阿片中毒、百合の濡れ場、ちょっとキリシタン臭のする何か(本編にまるで関係ないのにワンカット挿入)、いかがわしい忍者たち、敵の本丸はオカルト…お前絶対眠狂四郎シリーズのファンだろ!っていう。

原作者の鳴海丈がそもそも“眠狂四郎”のファンだそうです…このアニメ化すごい嬉しかっただろうなぁ…
本編はまぁそんな感じです。正直あらすじとかどうでもいいです。キラキラと眉目秀麗な眠狂四郎(の亜流)がアニメーションで動いてるだけでもう楽しくて楽しくてそれどころじゃない。
雷蔵じゃ絶対出来なかった“褌一丁での殺陣”という美しいけれど笑える殺陣が観れて余は大満足でおじゃるよ( ⁼̴̶̤̀ ᵕ ⁼̴̶̤́ )
青二歳

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