6年生になったさくらは香港に帰ったはずの李小狼と町中でハッタリ。
小狼に告白されて、まだちゃんと返事をしていなかったさくらは今度こそ気持ちを伝えようと決心する。
『カードキャプターさくら』の記念すべき第2弾の映画で有り、アニメの最後の話。
時系列はアニメ本編最終話からしばらく経った後で、さくらの小学6年生の夏休みの出来事である。
52枚と有るクロウカードが、実は53枚目のクロウカードが有るという話だけど最後、泣きます。
いい話だー。
いや、もうね。
ほんと素晴らしいですよ。
原作は一旦香港に帰った小狼とさくらが中学校に入学する。
その日に再開!でハッピーエンドとなりました。
でもアニメ版はTV最終話が「クロウカード」から「さくらカード」に変えたところで終わってしまい、小狼とさくら、2人の関係はハッキリしないままで一旦幕引きとなってしまいました。
その結末をつけてくれるのが、本作品。
また、製作会社のマッドハウスの丁寧な描画が前面に出ている。
とにかく絵のタッチや動きの滑らかさなど、普通の劇場版とは思えないくらいのクオリティ。
内容は少女マンガだけれど、アクションシーンやミステリー部分も含まれていて普通に楽しめる。
安らぎ、温かみ、そして純真度100%の恋模様。
この映画で、さくらと小狼の恋の行方が見られるのですが…2人が可愛すぎる。
話の内容が内容なので、歴代で一番可愛いです。
鑑賞中、ずっとニヤニヤしながら観ていました。
隣に人がいれば、間違いなく気味悪がられたでしょう。
あまり誇張しない演出と、素直なラストシーン。
『カードキャプターさくら』が完結してしまったという、紛れも無い事実がゆっくりと染み渡った。
2人の関係は……とここで書いてしまうと面白くないので省きますが、子供の頃の甘酸っぱい思い出が想起されたり、心地よい温もりといったものが伝わってくるラストです。
「人の想いは必ず伝わる」
これがこの映画のテーマだと思います。
この作品をもって、やっと完結、という感じがしますので、さくら好きで未見の方はぜひ見て欲しいです。
はにゃん(*´艸`*)ウットリ