このレビューはネタバレを含みます
冒頭の事件がポアロの優秀さを示すために提示されているなら、本筋との気持ちの矛盾が生じるから、必要性はあるのかと思っていたが、整然とした世界を愛し、どんな悪人でも殺されるべきではないと考えていたポアロに初めて訪れたグレーの世界を際立たせるためだったのかなあ。
だとしたら初ポアロにこの作品を選ぶケネス・ブラナーよ。ケネス・ポアロのフランス語混じりの英語、とてもキュートでした。
ただ、犯人らの動きをもう少し丁寧に描いてほしかった。ポアロ劇場でいいのかもしれないけど、もう少し。