たかはし

オリエント急行殺人事件のたかはしのレビュー・感想・評価

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)
4.5
クリスティも好きだし、ケネス・ブラナーも好きだし、ジュディ・デンチも好きだし、、ってことで観ないわけにはいかない作品でした!

で、ケネス・ブラナーとジュディ・デンチ。このコンビ、なんか既視感があるなあ〜と思ったら、ブラナー・シアター・ライブ(BTLive)の『冬物語』だ!と。シェイクスピア俳優のブラナー。

オリエント、実は二回目の鑑賞。というのも、公開初日金曜日にレイトショーで観たのですが、ずーっと楽しみだったのに寝不足のためウトウトしまくり、誰が誰を演じているのかがまるでわからずに終わりました‥‥。ということで再鑑賞。

原作は読了済み。アガサ・クリスティの作品はそれなりに知っていますが、いつも思うのは、筆致がシンプルだということ。僕はもう少し回りくどい作品が好みですが、かといって、イアン・マキュアンほど回りくどい文章になると食指が伸びない、そんな感じです。レイモンド・チャンドラーが僕好みの文体というか筆致です。でも、チャンドラーの作品そのものはそんなに‥‥って感じです。

原作とは違うのが、アーバスノットが、大佐ではなく医者になっていました。その代わり、コンスタンティン医師が映画では姿を消しました。たしかに、原作では検視を行うためだけの要員って感じですし、事件に関わっていない人物なので、いない方がスッキリして良い気がしました。

ポワロが乗客たちを取り調べするシークエンスは、原作ではポワロ、ブーク、コンスタンティンが食堂車にいて、12人に一人ずつ話を聞いていくので途中でダレるのですが、映画は色々と魅せてくれました!

ポワロがチャールズ・ディケンズを読んで笑うシークエンス。ディケンズに声を出して笑えるような小説なんてあったっけ?と笑。ポワロの変人ぶりが強調されるシークエンスでした。(原作にはその描写はないです。)

で、とっても面白かったです!

映画の最後、「ナイル」と言ってました。これ、クリスティの『ナイルに死す』(Death on the Nile)をシグニファイしてるんですかね、ポワロものだし。

と思ったら、さっき続編の製作が決定したとの報に接し、原作は『ナイルに死す』とのこと!やはり!!楽しみ!!!

【鑑賞日】2017年12月8日@TOHOシネマズ海老名 、2017年12月11日@TOHOシネマズ新宿、2018年1月4日@TOHOシネマズ新宿、2018年4月5-6日@Amazonプライムビデオ(6回ほどリピート)