このレビューはネタバレを含みます
本作はいかなる場合にもネタバレを避けるべしと思ったので、また自分もそうして見たので、一応ネタバレフラグたてましたが本項では核心には触れません。
さすがこの豪華キャストなだけあり画面がまぁいつ何時もどの瞬間も美しい 半屋外というか移動手段である列車を密室にして「箱」にしてしまった展開はシンプルながら鮮やかだし、華やかな洋の世界の中でありながら一面の銀世界に汽笛の音が響き渡る姿はもうそれだけで芸術。
そしてそのしんしんと降る雪と、その中にぽつんとある黒い箱と、その中で密やかに起きる惨劇…素晴らしく恐ろしい。
あと本当にジョシュギャッド良すぎ、どこまでいい俳優になるおつもりなの?凄い。
あのシーンが某有名絵画そのものの絵面になっているのも、観客のミスリードを誘っている。
真実に気づいた時の鳥肌が快感だった!
周りの方々も同じ反応でちょっと面白かった。笑
謎解きものにしては荒いところが目立つが、単なる謎解きではなく、人間ドラマの面も強く、とても自分好みだったので個人的にはあまりマイナス面にはならず。
ただ、そのあたりがもっと巧妙であれば、さらに面白かったであろうと思う。純粋にミステリーを求めると肩透かししそう。
おじいちゃん俳優が好きなら絶対見てよね。という感じ。