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オリエント急行殺人事件のJのレビュー・感想・評価

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)
4.2
・物語★★★★★
・配役★★★★★
・演出★★★★
・映像★★★★
・音楽★★★

原作は、あまりに有名なA.クリスティーの名作探偵ミステリー。

“この列車には、名優たちが必要だった。”

確かにその映画化にあたっては、多少のアレンジがあったとしても、並みのキャスティングでは観客の満足は得られない👋
結末を知る観客がわざわざ映画館に足を運ぶ主な理由は、豪華キャストの卓越した演技への期待に他ならないだろう。

そのキャスティングはズバリ大当り!🎯

J.デップの怪演は、本作でも健在だ。
スター・ウォーズ最新作の公開を間近に控えたD.リドリーの新たな一面も観られる。
ミステリアスな役どころのP.クルスは、ストーリーの展開とともに様々な表情を魅せてくれる。
年齢を感じさせないM.ファイファーの艶やかな演技とカリスマ性は圧巻。エンドロールで流れる美しい歌声まで披露している🎵
そして、印象的な髭をたくわえて自ら主役の探偵ポアロになりきった監督K.ブラナーは、本作への愛と意気込みの大きさを感じさせる🕵️

とは言え、自分も含め原作未読の観客にとっては、ストーリーも十分すぎるほどに楽しめる🙌
推理と謎解きの展開やセリフ回しは決して難解ではなく、個々のキャラクターの背景を緻密に丁寧に掘り下げる演出は、観客の好奇心を捉えて離さない。

結末には、思わずホロッとしてしまった😢
なんとなく既視感もある気がするが、おそらく本作をヒントにしたサスペンスやパロディをどこかで見聞きしたからだろう。
それだけ有名な原作ということだと思う。

黒々と重厚な豪華寝台列車が、蒸気を吐きながら真っ白な雪山を走る風景も、荘厳で美しい🚂🗻

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劇場用パンフ★★★
全22ページ。
豪華キャストの劇中カットを余すところなく掲載。
多くのキャストが登壇したプレミア会見記も。
ただ、インタビューは少ないし浅い。
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