旧作にくらべ深い哀しみに寄り添った作りになっていたので事件の核心部分の再現シーンで泣いた。あまりにも無念で悲痛過ぎる物語である。
ケネスブラナーのポワロはなかなかの二枚目でダンディズムの塊といった風情。従来のポワロのイメージを踏襲しない新しいイメージで好き嫌い分かれそう。煮ても焼いても食えぬ古狸なイメージの方が好きだけど。
ウィレムデフォーやジュディデンチ他名優だらけですが登場人物の多さゆえ各々の出番に物足りなさも。名優の無駄遣い。仕方ないけど。
テンポ早すぎで赤マントも唐突、ミシェルファイファーも突然どうした?って感じだった。ピストルドン!もピンと来なかった…。
とにかくあのシーンだけはスコア(劇伴)と相成り珠玉である。ぼやけて全然顔や表情見えないのにすごいな〜と思いました。最高にかなしかった。
ミシェルファイファーの歌うエンディングソングも立ち直れないくらいに哀しくて今年の俺的No.1ソング獲得です😢
辛口評価ですが是非観てもらいたい充分価値のある 1本ですね。