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オリエント急行殺人事件のan0nym0usのレビュー・感想・評価

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)
3.6
アガサ・クリスティと言えば…エルキュール・ポワロ。なんと33の長編・54の短編・1つの戯曲に登場した名探偵。

シャーロック、エルキュール、江戸川(爆)ってぐらいに有名な名探偵さんですね🧐

今作は1934年に刊行された『オリエント急行の殺人』のリメイク…錚々たる顔ぶれの出演陣。目を奪われる映像美とレトロな雰囲気は、不朽の名作を飾るに相応しい。

ストーリーは…名作すぎですよね(^_^;)
灰色の脳細胞が事件を解決!ってアレ。

初見であれば、当然『ミステリ』として楽しむべき作品。既読の方は違った観点で考えて楽しむべきでしょうね。

冒頭『正義か悪しかない』と豪語していたポワロが結末を迎えて迷いを抱く…私は今作では、そこを楽しませていただきました。

何が正しく、何が悪だったのか。

『どちら側』から物事を見るのか…私たちはいつも、自分の立ち位置を選ばされる。

それは大概の場合、作者によって意図的に与えられる訳ですが…謎が解き明かされるに従って、立ち位置が揺れ動く。

そしてポワロは…
自身の尺度で迷宮を生み出した。

ちょうど『死刑台のメロディ』を観賞した後なので…なかなか唸りましたね。

だから、この結末をどう考えるのか…
いろんな人と話してみたいですね。

罪は罪と言い切る人もいるでしょう。
真実が正しいとは言えないって人も…

全員が納得する答えはない。

『そして誰もいなくなった』とか、作品群を読み返してみたくなってきたかも。
(*´꒳`*)