Niylah

ブルーム・オブ・イエスタディのNiylahのレビュー・感想・評価

3.0
ナチス戦犯の祖父を持つホロコースト研究者トト。ナチスの犠牲者となったユダヤ人の祖母を持つザジ(アデル・エネル)。そんな二人の風変わりな恋愛模様を描いた風変わりな映画。ホロコーストうんぬんの設定必要だったのかな?

アデル・エネル目当てで鑑賞。
アデル・エネルがドイツ語喋ってる。
こんなド派手な黄色のジャケットが似合う人なかなかいない。なんかよくわからなかったけどこういう気性の激しい女性を好きになったら大変だなって。
レストランで絡んできて、「お酒を飲んで酔って私と寝るのが怖いんでしょ。水でも寝るときは寝るわ。ビールにしましょう」って誘っておいて結局水飲むのー?あげくに泣き出すのやめてー。まだシラフでしょ。私なら置いて帰る。

ずーっとスッピンだったのに、終盤で赤いリップつけてメイクして登場したアデル・エネル最高に可愛かった。そしてやっぱり彼女はクィア要素とは切っても切れないのね。つい最近、政治的な理由で映画界引退を発表したみたいだけど、もう彼女の新作映画は観ることができないのかなぁ。映画賞の授賞式でロマン・ポランスキー(ロリコン強姦野郎)に対して「ペドフェリア万歳!」って抗議し退場するようなエキセントリックな女性。おそらく日本人受けはあまりしないんだろうなぁ。同調圧力に負けず自分の信念を貫く人(男性でも女性でも)ってなかなか周囲に理解されなかったりする。ことなかれ主義の人にとっては、ただめんどくさいだけだもんね。でも私はそういう癖の強い人が好き。こんな女性好きになったら絶対苦労するなー。
Niylah

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