まっつぁんこ

ダイ・ビューティフルのまっつぁんこのレビュー・感想・評価

ダイ・ビューティフル(2016年製作の映画)
4.0
2014年にフィリピンのトランスジェンダーが殺されたジェニファー・ロード事件がきっかけで原案が作られた。
事件後色々な人がソーシャル・メディアで「トランスジェンダーだから死んであたりまえだ」という反応をしめした。
驚くと同時に悲しくなったラナ監督は、そういう人々の理解を深める作品を作りたいと考えたのだそうだ。
21時の終映後にプロデューサーのペルシ・インタランさんと矢田部さんによるトークがあった。
主演のパオロ・バレステロスさんのことを知ってはいたが、パオロさんを念頭に考えたのではないそうだ。
心配だったのでオーディションを受けてくれないかと頼み、結果素晴らしくてパオロさんでいくことになった。
メイクするセレブリティーはスタッフから提案して決めた。
あまり難しいのばかりだと時間がかかりすぎるので難易とりまぜたラインナップになった。
難しかったのはビヨンセとブリトニー・スピアーズ。
ジュリア・ロバーツとアンジェリーナ・ジョリーは易しかった。
メイクは一部のヘア以外は全てパオロさんが自分で行った。
Q&Aが少しあり、時系列が行ったり来たりする演出の理由が質問された。
お通夜で故人を偲ぶ時は時系列で偲ばない。
良い時悪い時、あんなこともあった、こんなこともあったランダムに偲ぶはず。
意図を聞いてなるほどと思った。
ジュリア・ロバーツとブリトニー・スピアーズのメイクはすごくよく似ていて感心。
時間が入り組むので最初は混乱するが後になってみるとよくわかる構成になっていた。