focenokanom0928

自由学校のfocenokanom0928のレビュー・感想・評価

自由学校(1951年製作の映画)
4.0
口うるさい完璧主義の妻と、のんびり屋の亭主。
亭主が家出して、何人かの男性に言い寄られ、まんざらでもないが、完璧な(理想の)紳士なんているわけがない。
一方、亭主は、妻の煩わしさから自由を求めて家を出たものの、「自由」なんて皮肉でしかなかった。
姪のユリとその婚約者・隆文の自由を求める青臭い言動が良かった。
対照的に、達観している叔母の銀子も良かった。
すがる妻と脱力する亭主のシーンが味わい深い。

笠智衆のめずらしくバイオレンスな漢らしさを見て笑ってしまった。
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