はなかすちゃん

台北ストーリーのはなかすちゃんのレビュー・感想・評価

台北ストーリー(1985年製作の映画)
4.0
私生活パッとしないアラサー女子にはめちゃくちゃ刺さるんじゃないだろうか、私はメッタ刺しにされたよ!
いつまでも過去の栄光にすがってる男と、2人の未来をみたい女のすれ違いっぷりといったら。盛り上がりは全くないけど付き合い長くて家族ぐるみの付き合いもあるし別れる理由もないし、みたいな停滞感。ウワ〜やなやつだ〜って思いながらみていた。
「結婚は万能薬じゃない。淡い期待にすぎないんだ、変われるかもしれないって」的なセリフ、そんなんあの状況で言われたら致死だよ〜そんなこと知ってるしこの状態でする結婚なんて逃避にすぎないのもわかってるけど、そうでもしないと何か変えないとこの関係腐って死ぬやんけ〜〜ってな

彼女の友達との飲み会で、(自分が大事に大事にしてるけど他人からしたら大した経歴じゃない)過去の栄光をちょっとおちょくられたらムキになって喧嘩して、それだけでも死ぬほどダサいのに、家帰ってから、いつもは無口なくせにべらべらと「黙ってられないタチなんだ」「正義感ってやつかな」とか本当もうダサすぎて殺す気か〜〜!やめろ〜〜!黙ってくれ〜〜!って思いました

途中まで割と単調に感じられてまどろみかけながら見てたけど、富士フイルムのネオンバックの黒いふたりの人影やライターで照らされた若者の顔、バイクの光をみた瞬間、あ、この映画めちゃくちゃいいな見てよかった…て唐突に思った

2017-76