1930年頃のスウェーデンで差別的扱いを受けていたというサーミ人。
ラップランドやサーミ人の存在を知らなかった自分にとって、映画を通じて知る事が出来るのは有難いし、とても大切な事だと思う。
主人公エレマリャを始め、妹のニェンナなど、現在も放牧をしている本物のサーミ人であるという事だけど、エレ役の少女は既にベテラン女優のような貫禄。表情やら仕草やら、とても素人に見えないのが驚き。
体操シーンは痛々しくも愛くるしい。誰もがエレを応援したくなると思う。
中国や韓国の方に対し、少し身構えてしまう自分を思うと、差別する人をどうこう言う資格無いなぁと思うし、自分を叱りたくなってくる(ToT)
エンドロールで流れるヨーク(伝統歌謡)は思わず聴き入ってしまった。