これは…色んな捉え方ができますね。
スウェーデンにもこういう民族が居て、こんな差別があっただなんて…
スウェーデンのラップランドに住むサーミ人。主人公エレ・マリャの力強さには圧倒させられた。生まれた時から少数派民族として生きてきたその運命から逃れたいと、普通の生活がしたいと、寄宿学校へ行くことによってその気持ちは目覚めていく。
とにかくサーミ人に対しての扱いが酷い。まるで研究対象にされている動物。エレ・マリャの行動に強い信念を感じながらも、おばあちゃんになった主人公のシーンから、まだどこか昔の自分に葛藤しているような切ない表情が心にきた。
全体的に静かで、透き通るような光と美しい草原のコントラストがずっと観ていたくなった。
それにしても、ニクラス役の美少年なお顔立ちには見惚れてしまったな…