たけひろ

サーミの血のたけひろのレビュー・感想・評価

サーミの血(2016年製作の映画)
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あの屈辱的な身体検査には激しい憤りを覚えた。

同じことを自分の子供にも出来るのか?

差別がエレ・マリャの心と身体を傷つけた。

そして人生を変えてしまった。

本当は誇りたかったはず。

その血も。

ヨイクも。

トナカイも。

家族も。

彼女が恥じたのはきっと、故郷を捨てた自分。

その罪は、差別した者たちにある。

カタルシスを得られるわけではないけれど、観るべき映画だった。
たけひろ

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