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サーミの血のビゴのレビュー・感想・評価

サーミの血(2016年製作の映画)
3.8
最初に…本作は北欧の遊牧民の歴史や文化を題材にしたものであり、娯楽のような面白い面白くないで見るような作品ではないです。

北欧の遊牧民サーミ人の置かれてきた歴史を映画化したものであり、先入観と色眼鏡を浮彫にした文明人のエゴとも言える内容。
今でこそ人権についての関心は高まっていますが、出身や身辺の問題を抱える話はいまだにあると思う。
この作品はそういった先入観を学ぶためにはいいきっかけになると思う。
大きな起伏があるような映画ではないので、退屈と感じる人もいるかと思います。
後はあらすじ観て内容はご確認ください。

~余談~
人を知るのは容易じゃないよね。
噂や先入観で人の価値を自分で決めてしまうのは人としてしょうがないことと思う。
でも最終決定するのは人と話、その人を知ってからでも遅くはないと思う。
昔は色眼鏡越しに見る事が多かった私。フィルター越しに見る人は、自分もそう見られてるって思うべき。
人生半生を生きてきた私の経験とも言えるけど。
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