おぶさん

サーミの血のおぶさんのレビュー・感想・評価

サーミの血(2016年製作の映画)
3.8
スエーデンで、このような
人種差別が行われた時代が
あった事に驚きを隠せなかった。

トナカイの放牧を生活の糧として
生きているサーミ人の女の子。
サーミ語を禁止され
スエーデン語で話すことを
強要されている寄宿学校で、
教師になる事を夢見ている。
しかし、進学のための推薦状を希望しても「あなた達の脳は、文明に適していない。街に出れば絶滅してしまう」
そんな事を言われて納得できる訳がない

彼女は運命に抗う様に
全てを捨て、生きていくことを
決意するのだが。

最後の「私を許して」と、
妹に告げるシーン。
その後どれだけ苦労を重ねたであろう
彼女も、片時も故郷の事は忘れる事は無かったのだね。
おぶさん

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