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サーミの血のdoryのレビュー・感想・評価

サーミの血(2016年製作の映画)
4.0
人類学の授業で紹介されて観た映画

「伝統だから」という考えサーミ人の中では当たり前の考えを、クリスティーナは「伝統」だけでは受け入れられないと思い始める。寄宿学校に行って、社会からは厳しい扱いを受けることを知ってから、彼女はサーミ人でいることを拒むようになる。

監督はサーミ人とスウェーデン人の両親を持つそうで、実際に彼の親戚の話であったことを映画にしたそう。出演者もサーミ人を起用するという徹底ぶり(そしてエレ・マリャ姉妹は現実でも姉妹みたい!)
北欧の少数民族であるサーミ人は、ラップランドと呼ばれる、ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ロシアの北極圏に暮らす。主にトナカイ狩りをして暮らす民族。ラップ人とも呼ばれるそう。フィンランド留学したらラップランド行きたいとは思ってたんだけど、サーミについては知らなかったな。アイヌとも関係があるみたいで、もっと知りたくなった。
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