サーミの血の作品情報・感想・評価

「サーミの血」に投稿された感想・評価

いにょ

いにょの感想・評価

3.9
2017年105本目。

サーミ人というのは、スカンジナビア北部に住む遊牧少数民族。彼らの住まう土地はラップランド(辺境の地)という蔑称で呼ばれ、ラップ人とも呼ばれる彼らは差別の対象となっている。

主人公のエレ・マリャはそんなラップ人としての出自を呪い、そこから逃がれようと足掻き、身近な人たちを傷付けてしまう。

高福祉国家で幸福度ランキングでも上位に入るスカンジナビア半島の国々にこんな根強い差別があるとは知らず、それを知るだけでも価値のある映画。

人の弱さの悲しさよ。
スウェーデンの景色もさることながら故郷もなかなか美しい……その美しさと裏腹に、主人公の苦難に胸がえぐられるような気持ちになる
わたしにはこんな故郷を捨てる勇気はないだろうし、一人で生き抜く自信もないから多分親元でくさくさする人生歩むだろうなぁ それを思うと夢を叶えて教師になって自分の人生本当の意味で切り開く主人公すごいよ
Miruka

Mirukaの感想・評価

3.6
サーミ人という人種をこの映画で初めて知ったんですが、どこの国でも酷い差別はあるんだなって思った。
全体的に静かで淡々としてるんですが見入ってしまった。
主人公の選択は間違ってないと思うし、ただ少し複雑な想いを抱えてしまうのもわかるな。
かねこ

かねこの感想・評価

3.5
やたら映像と景色がきれいでしんどさ倍
物語に救いはないが、とにかく映像が綺麗。
特に水の表現と肌の表現は秀逸。
も

もの感想・評価

3.6
人類学の研究室のみんなと。
mimu

mimuの感想・評価

3.7
サーミ人の事はこの映画で初めて知ったかな。ピースフルなイメージの北欧にもこういった歴史が存在したのか。不条理な世界に生まれた少女の葛藤と欲望と信念を描いた、心に鈍痛のような痛みが走る作品。
妹との決別の件は個人的にグッときてしまった。主人公役の少女の物悲しくも強い瞳がさらに余韻を残す。
みのり

みのりの感想・評価

4.0
主人公エレは、サーミ人だからという理由でスウェーデン人から笑われ、屈辱的な身体検査をされ、進学も許してもらえません。現状に絶望したエレは、生まれ故郷を捨て、スウェーデン人になりきって生きることに……。

被差別者が差別構造に乗っかる構図は、客観的に見ていてあまり心地よいものではありません。根本的に何の解決にもならないからです。しかし、まだ学生の彼女が、ほんとうの名前を隠し、孤独に耐えながら生きている姿を見ると、とてもじゃないけどそんな客観論を言えるはずもなく、ただただ胸を打たれました。

エレが終始涙を流さなかったのが、とても印象的でした。
とても哀しい作品でした。
やじま

やじまの感想・評価

4.0
体操の授業のシーン、雪解け水の中で仰向けになるシーンが印象的
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