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ハローグッバイのkuriのネタバレレビュー・内容・結末

ハローグッバイ(2016年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

見終わった直後、良い映画見れたと素直に思えたけど、今振り返ると絶対に普段好きなタイプストーリーではない。

女子校生のスクールカースト上の子と下の子が、おばあちゃんキッカケで近づいて、普段交流しない人と接して、自分の現状から少し抜け出す。そして、ふたりの関係は、何もなかった様な関係性に戻る。

それだけやけど、ライン通知の怒涛さを声を比喩にして、うるささを表現したり、野次馬でしかない好奇心をあたかも心配してますよという態度に変える気持ち悪さとかの表現が上手かった。

野次馬の好奇心は、その後に『喜嶋先生の静かな教室』読み直したから、そこともリンクしてちょっと整理出来た。

ところどころ映像やたら緑よりな気もしたけど、どうなんやろね。夏ぽいけど、人がばんばん映ってるシーンでもわりと強くて珍しい気がした。

あんま主題ではないとは思うけど、もたいまさこ演じる祖母とその娘の関係性にちょっと考えた気がする。
映画では祖母がボケて、娘はたぶんしんどくて強めの姿勢で接してしまってて、けどその関係性を他人の女子高生は瞬間の場面を見て、娘を悪く捉えるシーンがあるけど、なんか色々難しい問題やなって感じ。

変わるもんやろうけど、変わってしまう人との付き合い方は、悩ましいですねって感じ
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