やす

ハローグッバイのやすのネタバレレビュー・内容・結末

ハローグッバイ(2016年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

クラスで目立つ存在でいつも友達とつるんでる「はづき」といつもひとりぼっちの優等生「葵」、そしてそんなふたりを繋げる
認知症のおばあちゃん「悦子」の織りなす派手ではないけど心が落ち着くストーリー。

はづきは事あるごとに友達に対して「友達だよね」「うちら味方だし」という言葉を多用するけど、
その裏ははづきの妊娠疑惑(実際はしていなかったが)に対して陰口を叩かれていてものすごく軽薄である事が明確に示し、
葵の万引きを繰り返すことで心の闇を表現していた。
そんな接点のない彼女たちが「悦子のラブレターを届ける」という目的のもとに結束し、事が終わるとふたりはこれをきっかけに仲良くなるわけではなく、
リセットして元の関係になるというのはこの年代のめんどくささを表してるのかな。

はづき役の萩原みのりも葵役の久保田紗友もこの時期だからこそのいいものが撮れて、彼女たちの代表作になることは間違いない。
そして悦子役のもたいまさこの認知症老人の佇まいが完璧すぎた。