まさなつ

ハローグッバイのまさなつのレビュー・感想・評価

ハローグッバイ(2016年製作の映画)
3.6
自分で選んどいて何ですが、ついこの間、「わたしたち」という韓国映画で、小学校4年生女子の友達関係の話を観たばかりで、今度は、この作品で日本の高校生の女子の友達関係の話を観ることになるとは!

もちろん小学生と高校生の違いや、韓国と日本の違いはあっても、何とも、めんどくさいし脆いし表面的な関係の中で揺らいでいるんだなぁ〜と思う。
そして、そういう関係性は小学生の頃から既に始まっており、さらに異性関係なども入ってきて、より危うくなっていくものの、思春期という言葉で限定できるものでもないし、小学生も、さらには、多少世界は広がり経験もそれなりにしてきても、大人もあまり変わらないのかなと感じる次第です。だから、孤高に生きればいい、なんてわけではなく(そうできる人はそれもありですが)、距離感をはかりながら関係性を維持していくのかな。素直になれば世界はもう少し広がるのにそうできないもどかしさもあるし、、。もちろん、お前に女子高生の何がわかる?って言われたら言い返す言葉はないけれど、だからこそ、こういう映画を観に行きたくなるのかもしれないし、未知なる世界はやはり魅力的なのです ^_^

この映画の主演の二人のキャラ設定が、何とも古めかしく、今時、こんな子らもいるのかと思ったりもしたけれど、案外、今も昔もあまり変わらないのかもとも思った。もたいまさこの話も、昔ながらのことで、これはもう狙ってレトロにしてるのか?そういう意味では、観やすいし入りやすい感じはしました。

変わらないようでいて、少し前に進んだ感じは、両作に共通してるけど、やはり心地よい余韻を残します。
まさなつ

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