回想シーンでご飯3杯いける

ハローグッバイの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

ハローグッバイ(2016年製作の映画)
3.8
劇場での上映回数が、僕の住む大阪でも非常に少なく、鑑賞を断念していた作品が、ようやくDVD化された。

茶髪で学校にもばっちりメイクで通うはづきと、ひっつめ頭が印象的な優等生タイプの葵。対照的で、当然スカート丈も全然違う2人の女子高生が、認知症の老婆と出会う事で心を通わせるようになるという、一風変わった青春映画だ。

女子高生を演じる2人の若手女優も良かったけれど、本作のキモは、何と言っても老婆役のもたいまさこ! 実年齢60才そこそこにして、80才ぐらいに見える老婆を見事に演じている。彼女が登場するのは、中盤からなんだけど、ここから作品全体のムードが一気に変わるのだから、その存在感は相当な物。

作品を通じて見えてくるのは、年齢を超えた女性の恋心と友情。80分という短い尺も心地良く、爽やかな余韻を残す。