ハローグッバイの作品情報・感想・評価 - 32ページ目

「ハローグッバイ」に投稿された感想・評価

ゆゆゆ

ゆゆゆの感想・評価

3.7
萩原みのりさんが見たかったのと菊池監督の作品が見たかったので鑑賞。
友達とは。女子高生の頃を思い出すして懐かしかったり、戻りたかったり。通ってる学校が開放感があり、光が入ってとても素敵な学校。

そして、この映画では階段の上り下りが印象的。監督も意図的に階段を多用したそう。2人が階段を上るとき、下りるとき、次はもっと注意深く見たい。

好きなシーンがたくさんあるのでまた見たい作品。
お互い学校では変わらずの関係だけど、大人に一歩近づいた2人の表情の変化にグッとくる。
ノブタ

ノブタの感想・評価

4.1
何気ない日常を女子高生(2人)、老婆が出会うとこらから物語が進んで行く。

大きな事件が起きる訳でもなく、淡々と進んでいくのだが、リアリティがある設定のためか少しずつ引き込まれていく。

女子高生がお互いの心の内を明かしたて、友だちになっていくところ

老婆が持つ手紙の真相がわかるところ

女子高生がまたいつもの日常に戻っていくところ

は特に良いポイントだった。

好きなアーティストのサポートとして参加していた『渡辺シュンスケ』が出演ということで、そこも気になるところでしたが、良かったですね。贅沢な使い方…

もたいまさこの演技は本当に凄かった^_^
Solaris8

Solaris8の感想・評価

4.2
7/8 ユーロスペースでインドの映画 裁きを観た時に、「ハローグッバイ」の映画チラシを斜め見、したのだが、長い間、心に残るメロディーを紡いで来た認知症のお婆ちゃんと学生として正反対の性格を持つ二人の少女が織り成す青春ドラマなのだと云う。

自分の母は4年前の7/20に亡くなったのだが、腎臓病の合併症から認知症気味で亡くなった。自分の母の葬式の時、母の友人が悼辞を読んでくれたが、母が高校を卒業する時の寄せ書きの色紙には山椒は小粒でもピリリと辛いと書いたそうで、多感な女子高時代を過ごしたのだろうと想像している。7/22は母の命日が近く、映画を観てみようと思った。

ユーロスペースでハローグッバイの上映終了後に監督と曲を製作した渡辺シュンスケさんのトークショーが在ったのだが、映画のストーリーを繰り返し推敲しただけでなく、渡辺シュンスケさんの曲もストーリーに合わせて修正を重ねたそうで、作品全体の齟齬は少なく完成度が高い。

自分もジャズ調のピアノの曲は好きなのだが、曲「手紙が届けてくれたもの」が自分の亡くなった母の高校時代に重ね合わせた曲の様にも思えてくる。

インド映画の裁きのようなスケール感は無いが、日本的なスモールムービーの良さを感じ、山椒は小粒でもピリリと辛いという母の言葉を想い出す。
Miver2

Miver2の感想・評価

5.0
2人の女子高生と認知症のお婆ちゃんを軸にして描く物語は3人それぞれの存在感をしっかりと感じさせながら、丁寧に描く物語がとても面白かったな。
蒼くて時に痛々しくて苦いけど、その後味はとてもすっきりしている素敵な映画で、素晴らしい作品だった。


最初に音楽が鳴り響きながら、言葉ではなく表情でさり気なく魅せて行くその展開にどんどん引き込まれて行った。
そして言葉ではない所でのその表情と姿が時に対象的だったその光景が、とても印象的だったりしつつ。

あと序盤で1人が花壇にいて、2人がとある教室で会話する場面があったのだけれど。
その時に学校ならではな音楽の鳴り響き方をしてたのがとても良かったな。
あの場面、音の鳴り方が何だか立体的に感じられた。
何よりも劇中で流れてくる音楽がまた印象的に使われていて、とても素敵で。
手紙の行方が決着つくそのシーンで鳴り響くピアノの音色と、そこで露わになる気持ちに思わず泣けた。

途中、携帯の画面からどんどん言葉が激しく渦巻いて行く所である種のグルーヴを感じながら、そこで場面が切り替わった時のカット割りとその撮り方に思わずグッと来た。
あれは本当に凄かったな。
ふと鈴木清順監督の映画を思い出したりもした。


物語の軸になってる2人の女子高生の距離感の描き方の絶妙ぶりがとにかく見事で、特にはづきの表情が変化して行く後半がまたとても観応えあって面白かった。
あの2人の距離感の変化と、その気持ちが滲む表情や姿がとても深く響いて来るものがある。
それがまた観終わった後にとても深い余韻を残してくれる。

個人的に好きな監督達の映画は90分位でまとめて来る方が多いので、これだけ凄い作品を観たら、菊地監督の映画を追い続けて行きたくなるね。

この作品は登場人物たちとそれを演じる役者さん達の素晴らしさは勿論の事、派手さはないけど、しっかりと丁寧に物語を描いて行く菊地監督のさりげない職人ぶりがとにかく素晴らしい、最高の映画。

そしてもたいさんや川瀬さん、渡辺さんと言ったある種安定の方々を観る楽しさは勿論ですが、萩原さんや久保田さんと言った方の初めて観るその素晴らしい演技や姿を観ていて嬉しくなる。
監督の職人的な素晴らしい演出と共に、俳優さん達それぞれの魅力をしっかりと感じられる素晴らしい作品。
今の所、河瀬直美監督の「光」と共にぶっちぎりで今年のベスト。

出来る事なら、上映期間中にもう一度観たいな。
観たらまた発見もあるのではないかと思うし。
何よりも映画を観る醍醐味がこの作品に詰まってると言っても良い位、文句無しに素晴らしい作品でした。
こころ

こころの感想・評価

4.0
映画館にて鑑賞しました!
人間模様が深いのにさっぱりしている感じがとても観やすかったです笑)
人にはそれぞれ悩みとか辛さがあって、今回は真反対の2人の女子高生がおばあちゃんとの関わりをきっかけに新しい繋がりをもちます。
この映画の良いところは決して観客に媚びてないもところ、良い話でまとめ上げてないところだと思います。ありきたりな日常の断片を一部見た、そんな感じの映画でした。
ひらが

ひらがの感想・評価

3.7
女子高生の友達問題。これは今に始まった事ではなくてLINEやSNSの登場で上辺だけの関係に拍車をかけ、より陰湿になっていったのだと思う。
学校生活を円滑に送る為には自分の居場所を作る為だけの友達も必要だと思う。
ただ本当に困った時の助けにはなり得ないし逆に危険因子になってしまう。
本心を隠して無難を選ぶかリスクを背負って本当に仲良くしたい人と一緒にいるか。
学生という若い時分にこんな苦しさがあるって嫌な世界だと思う。
この映画では主演2人が互いの悩みを知ってしまう事で距離が詰まる。そして少し心が軽くなっていく2人に焦点を当てている。
明から様なイジメを含んでいるけど、出来るだけ等身大の姿を映そうとしている感じでした。
せっかく心を通わせる事ができ親友となれても、明日からは話し掛けないからって言わざるを得ないこの2人の関係が哀しくも印象的でした。
kyoko

kyokoの感想・評価

3.9
LINEとかいまどきのツールは取り込んでいるけど、「委員長」というあだ名、万引き、妊娠、うわべだけの友人、おばあちゃんの手紙…実に昭和な設定だ。
ただ、そのベタさが心地よい。JKふたりかわいいし。
もたいまさこと木野花はもはやふたり並んでいるだけで涙が出る、最強。

今の時代JKJCたちが置かれている環境は過酷だ。無線上の絆は簡単に繋げることも断ち切ることもできる。
彼女たちから見たらこの映画は「ファンタジー」かもしれない。「JKに夢見すぎだよ!」って思うかもしれない。
でもこの作品の優しさをJKたちに是非感じていただきたい。

直前に観た「甘き人生」はガラガラだったのに、こちらはずいぶんと盛況でなんとなく若い女子が多い。エンドロールで腑に落ちた。超特急の子が出てたのね…
めい

めいの感想・評価

3.5
東京国際映画祭のときから観たかったやつ、やっと、、!
萩原みのりちゃん目当てだったけど、やっぱり美人さんで素敵、

でも委員長呼びは古いのでは、、?!
可愛いから良いけど、、。

会えなくなった友達を思い出させられるし
変わらない日常が良い、けど2人はお互いを忘れないんだろうなあ、って思わせてくれる余韻も素敵
手垢のつきまくったエピソードをつなぎ合わせてるのにすごく味わい深い。あともたいまさこさんの佇まいが「あん」の樹木希林さん級に良い。言葉を発しなくても、画面に映ってるだけでグッとくる。

中盤まで委員長は"委員長"と呼ばれていて多分「わたしの名前あおいって言うんだよ」って展開が待ってるんだろうと思ったけど、それでもはづきが委員長のことあおいって呼ぶシーンは良かったし、最後も2人は親友になりましたとさ!的なラストにしなかったのも良かった。いやもう全部良かった。傑作。最高の青春映画をありがとう。
菊地監督こそ、青春映画の名手かと。今作脚本には関わってないのかしら。それにしてもクオリティ高し!