ねむ

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎のねむのレビュー・感想・評価

3.5
うーん、、??
所々笑わせようとしてるんかなって思う演出が何ヵ所かあってニヤニヤしてしまった。
でも作品自体に悪気は感じず、力みすぎて少しだけ空振りした系エンタテイメントです。

なんか誰がメインの主役なのかちょっと比重がぼやけてるかも。
どの人の人生もそれぞれの苦悩や戦いがあったと思うけど、うわべだけ撫でたような印象。

映像的にすごく見応えがあったから余計に、人間関係とかもっと深く描いてほしかった。
台詞や場面を増やす、というよりはたったワンシーンでも何かバックグラウンドが伝わるやり方ってあるんじゃなかろうか。(自分が掴めてないだけか😫

あと、何故かめっちゃ色んな道とか通路を歩きながら会話するのが面白かった笑
息切れしちゃう。

そういうとこはミュージカルチックというか、動作が派手。
これ、原作ちゃんと読みたいかも。
盛り沢山にして回収しきれてないというか、何かが間に合わなかったような…。

あと、テーマ曲聞くと『君の名は』のキラキラ感が目の前をよぎって自分には最後の余韻も上滑りしてしまった。

歌詞とかピアノとかすごく、悪くない!と、思う…けど、私は『君の名は』がちょっとダメだったタイプなのでうむむむむ🌀です。
もうちょっと要点を絞って演出した方が物語が濃厚というか濃密だった気がする。

楊貴妃が綺麗ってだけで自動的にみんな恋に落ちちゃうんかーい!
敢えて言うならあの幻術使いの男の子の楊貴妃を気にかけるきっかけが1番ちゃんと見えた。

周囲の観客は会場をあとにする時に『すごかったね~』『面白かったね~』と言う会話も聞こえてきました。
誰かと観たほうが楽しめそう。

追記 最初にとりつかれた女性が松坂慶子さんに見えました。
ねむ

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