トムトム

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎のトムトムのレビュー・感想・評価

2.5
夢枕獏ファンなので原作も読了済。
原題の「沙門空海 唐の国にて鬼と宴す」→「空海 KU-KAI」→「空海KU-KAI 美しき王妃の謎」と情報が出るたびにタイトルがB級感溢れていくのが心配でした。中国題は「妖猫伝」ですし。

キャラ配置は同じく夢枕獏原作の「陰陽師」と同じ。
安倍晴明=ホームズ、源博雅=ワトソンを空海と白楽天に置き変えています。
あくまで空海は傍観者なので空海の物語を期待していると肩透かしをくいます。

夢枕獏のケレン味たっぷりの伝奇物とチェン・カイコーのハッタリの効いた画作りは親和性が高い。

「陰陽師」で言えば呪とは何かという説明を通して世界観を説明していったが、今作はそれが無く突然の怪談ファンタジーが展開され何が可能で何が不可能かがよく分からないのでどうでもよく思えてしまう前半部がとにかく退屈。

吹替のみの上映でしかも有名俳優が起用されていて不安だったが白楽天役の高橋一生は「耳をすませば」の経験もあってか悪くなかった。ホアン・シュアンと顔の雰囲気も似ている。
東出昌大の方が問題。